中国留学情報

vol.100 大学は「選ぶ」んです!

2週間ぶりの「成功する中国留学」です。
新たなスタートということで、
これから9月上旬まで14回に分けて、
大学の選び方について語っていきます。

初回は根本的な問題。
「大学を選ぼう!」
というテーマです。



私は毎年、何百人という方のカウンセリングをします。
正直に申し上げますが、
多くの方がけっこう簡単に、
留学先の大学を決めちゃってるんです。

「有名だから北京大学!」
「先輩が留学したから私も北京語言~」
「友達の中国人が良いって言ってたから復旦♪」

ん~、ちょっといただけないんですよね。


みなさん、携帯電話買い換えるとき、
そうとう悩みませんか?
カタログたくさん集めたり、
友達に色々聞いたり、
その上でお店でまた迷ったり。

携帯って高くても数万円でしょ。
それでもけっこう悩む。

中国留学って1年で約100万円です。
それをサクっと決めちゃうって、ねぇ。


特に社会人の方。
会社辞めて留学するんですよね。
スキルアップして、キャリアアップするためでしょ?

「有名だから」とか、
「知り合いの中国人のおすすめだから」とか。

それだけで自分の将来を賭けられます?
ちょっとリスク高すぎると思いませんか?



実は留学において、
大学選びって天文学的に重要なんです。
選び方次第で、その後の人生まで変わってきます。
オーバーじゃなくて本当です。

なぜ大学を選ばないといけないのか。
大きく3つの理由があります。


★留学する大学によって得られる成果が変わる

★留学に求めるものは人によって違う

★同じ大学でも人によって向き不向きがある


今回はこの3つについて、ジックリ検証してみましょう。




★留学する大学によって、得られる成果が変わる


中国の大学って、どこも同じと思ってませんか?
まぁ、さすがに同じとは思いませんよね。
では、どれくらい違うと思いますか?

以下は、中国に実在する2つの大学です。


【A大学】
1クラス人数…平均で25人
日本人の人数…全体の3割
学費…年間約2万元

【B大学】
1クラス人数…平均で10人
日本人の人数…全体の1割未満
学費…年間1万元ちょっと


どっち選びます?
どう考えてもB大学ですよね。


1クラス人数が少ないので、
授業中は質問しやすいし、発言機会も増える。

日本人が少ないので、
自然と中国語でのやりとりが中心になる。

それでいて、学費が倍くらい違う。

ここまで条件が違うと、
もはやA大学を選ぶ理由がないのではないでしょうか?


1クラス人数など語学習得に直結する学習環境。
実は大学によって大きく異なるんです。
つまり、
選ぶ大学によって得られる成果が変わってくる。

どの大学に留学するかで、
中国語の習得に違いが出てくる。
社会人の方には、
それが再就職にモロに影響してきます。

だからこそ、
留学する大学は「選ぶ」必要があるんです。
それも、バリバリ真剣に!




★留学に求めるものは人によって違う


これはちょっと分かりにくいかもしれません。
「留学に求めるもの=中国語習得」
多くの人が、このように単純化されますから。

具体的事例を見てみましょう。


例えば、次の3者についてです。

●大学生
●中国で現地採用狙いの社会人
●定年退職したご夫婦

この3者、求めるものはまったく同じだと思いますか?


大学生の場合、
もちろん中国語習得が主目的です。
でも、大学生ですからね。
他の国の人と国際交流をしたいとか。
せっかくだから中国国内を旅行したいとか。
あわよくば、就活でアピールできるネタを作りたいとか。


では、社会人はどうか。

なにせあとがありません。
会社辞めちゃうんですから。
で、中国語を武器に再就職しなきゃならない。

とてもじゃないですが、
国内旅行なんて呑気なことは言ってられない。
国際交流なんてそんな暇ないですよ。

ですが逆に、
就職後をにらんだ人脈形成をしたいとか。
留学と並行して就職活動をしたいとか。
はたまた、親が病弱なので、
いざという時はすぐに帰国する必要があるとか。


さらに、定年退職後のご夫婦。

中国語なんて片手間で良いかもしれない。
海外で生活してみたいとか。
いろんな国の若い人と一緒に、
学生気分を味わってみたいとか。
中国の史跡をいろいろ見て回りたいとか。
語学習得以外がメインだったりします。


どうですか?
この3者が同じ大学で満足すると思いますか?

求めるものが違うんです。
大学に対するニーズが違うんです。
であるならば、
この3者が選ぶ大学は違ってくるべきなんです。

つまりこの3者は、
別々の大学を「選ぶ」べきなんです。


仮に結果として同じ大学に行くことになっても、
それはあくまでも結果です。

それぞれの目的を明確にし、
その目的にかなう条件で大学を「選ぶ」。
このプロセスが絶対不可欠です。




★同じ大学でも人によって向き不向きがある


上海って人気の留学先です。
なんとなく都会っぽいですし、
生活する上で便利ですし、
経済の中心ですしね。

じゃぁ、上海の大学って、すべての人にベストですか?
実はそうじゃありません。


「都会の人混みが苦手」

こういう人には悪夢のような街です。
なにせ狭いところに人口1700万ですから。笑


「お金が無い!ギリギリでやりくりしたい」

ダメですよ、上海に来ちゃ。
中国で一番物価が高い街ですから。


では、地方都市の中小大学は?

そりゃ、「都会の人混みが苦手」で、
「最低のコストで留学したい」って人には、
ベストチョイスかもしれません。

でも、
「現地採用で就職したい」
って人は困りますよね。
田舎の地方都市で就活なんて大変ですから。


大学だって同じです。
1クラス人数に重点を置く人にとっては、
地方の中小大学は良いでしょう。

でも、中小大学であるがゆえに、
留学生の国籍はそれほど多くありません。
国際交流に重点を置く人にとっては、
物足りない留学生活になってしまいます。


誰でも彼でも北京語言大学。
そんなの、ありえない。
そう思いませんか?




もう一度、3つのポイントを見てみましょう。


★留学する大学によって、得られる成果が変わる

★留学に求めるものは人によって違う

★同じ大学でも人によって向き不向きがある



求めるものは人それぞれです。
また、人それぞれに向き不向きがあります。

自身の求めるものに合わせ、
自身の向き不向きで大学を選ぶ。

それをどこまで突き詰められるか、
つまり、どこまで自身にあった大学を選べるかで、
留学で得られる成果は変わってくるんです。



断言します。

中国留学を準備する上で最も大切なのは、
「大学選び」です。

どの大学を選ぶかで、
得られる成果の半分は決まります。

もしあなたが留学で本当に成果を得たいと思うならば、
大学選びに最大限の精力を傾けてください。



会社を辞めるというリスクを冒し、
半年、1年という時間を費やし、
年間100万円というコストを投じるんです。

そのリスクと時間とコストを価値有るものに出来るか。
それはあなたがどんな大学を選ぶかにかかっています。



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【今週のまとめ】
1) どの大学に留学するかで得られる成果は変わる
2) 人によってベストの大学は異なる
3) 大学選びに全精力を傾けるべし!
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